長老

審査員講評

向こう側に広がる世界が玄想のようにも見え、想像が広がります。

地平線が傾いていることが効果的で、この街を見下ろす黄金色の亀はまるで空をも飛んで来たかの様な浮遊感さえ感じられます。ベルギーの街並みからは、自然と人間の共生、歴史と現代の調和が見られます。

精巧に作られたモニュメントの存在感を写真によって上手く表現されています。

ユートピアを探す亀がこの町に居続けていること。そして応募者様のように伝承をも思わせること。モニュメントによっていろいろな想像をかき立てられる面白い作品だと思いました。